研究会 活動実績


縄文から続く諏訪文化

 

諏訪の八ヶ岳山麓の村でプレゼンさせていただきました。

一般には知られていない縄文時代の魅力と価値。それは日本人が持つ独自の価値観に繋がります。

世界の四大文明と対比しながら、縄文から現代日本を考える。

 

また、諏訪は日本の最古層の文化を保持している聖域です。諏訪大社の特殊神事からは縄文文化を色濃く残しており、他にない魅力を持っています。また、森と木材の話も多く語られ、当たらな産業、価値化まで繋がる話で盛り上がりました。

定期的にここで縄文・諏訪・古代文化の講演を行うことにしました。

講演者:矢島景介

日時 :2023年5月27日

 


縄文時代と日本文化

 

教科書で2ページ程度しかない縄文文化。

しかし考古学研究により物資の移動からかなりの広域移動、流通網を持っていたことが分かります。

1万年の縄文時代に現代日本人にも通じる精神文化が育まれてきました。縄文時代にも実は農耕をしていて、止めた形跡があります。

農耕を受け入れる是非から自然観、世界文明との対比により

日本とは何なのか、世界的にどのような価値があるのかを掘り下げています。

 

講演者:矢島景介

日時 :2021年2月19日 リモート実施


社会共通資本 宇部弘文教授の思想

社会共通資本を提唱した宇沢弘文経済学教授。

お金だけではなく、環境負荷を考え炭素を会計単位にする。

高度な教育や医療など社会インフラを無料化する。

 

1970年代当時から提唱されていた考えを、現代において息女である占部まり子先生からお話いただきました。

現代日本に必要な社会インフラは物理的なものに限らないと思いますが、医学者領域が社会学的な各種データを持っていることが分かり大変有意義でした。

 

講演者:占部まり(内科医)リモート実施

日時 :2020年9月18日


インドネシア独立記念 

~当時と今を振り返る~

 

毎年8/17に行われるインドネシア独立記念式典。今年はコロナで渡航できず、リモートで当時と今について議論しました。

 

日本軍とともに学徒としてオランダと戦ったインドネシアの孫世代が今も毎年の式典に集まり、交流しました。日本でもあまり知られていない独立の歴史を議論した上で、国家インドネシア・ラヤを歌い慰霊、リモートで現地孫世代とともに、祖父世代の事、現代の日イ関係を話しました。

経営者、エネルギー関係者、僧侶、youtuberなど多様な領域から参加いただき、現代の日イ関係について語りました。

モデレーター:Andryan、Tiffany 、矢島景介                       

日時 :2020年8月15日 リモート実施(ジャカルタ―東京)

 


2020年国際情勢分析

2020年年始から1年の国際動向予測を行いました。

イラン革命防衛隊スレイマニ将軍殺害。Brexit確定。

米国大統領選。米中貿易対立。

日本のGDP、人口、産業、金融はどう動くか。

勉強会後も多くの質問が上がり、年始から大いにに盛り上がりました!

講演者:愛知淑徳大学教授 真田幸光氏

日時 :2020年1月11日



2019年国際情勢分析

愛知淑徳大学教授真田幸光氏による、国際情勢分析をお話しいただきました。

目まぐるしく変わる、米中関係、G20、北東アジア情勢。

分析の観点としての言語、法律、金融、経済、素材など、

ヘゲモニーの推移を分かりやすく解説していただきました。

 

講演者:愛知淑徳大学教授 真田幸光氏

日時 :2019年6月29日




日本とインドネシアの関係を知る

多くの日本人にとって、バリ島は知っていても「インドネシア」がどこにあるのかもよく知らないのが実情です。近年経済発展が目覚ましく人口2.4億人、世界第4位の巨大人口国家としてビジネスでも注目され始めていますが、インドネシア共和国という国家自体、もともと日本軍との協力を得て、オランダの植民地化を打破し独立した国です。

今回は日本軍とともに戦ったインドネシア独立義勇軍PETAの孫世代「パスキブラ」をまとめているインドネシア人、インドネシア在住歴40年の日本人にお越しいただき、等身大の歴史、文化、日本留学経験、日本に今求めること、ビジネスでの関係構築など、多岐にわたって情報交換しました。

講演者:アンドリアン氏・高城芳秋氏

日時 :2019年3月9日



国際政治の根幹

戦国武将真田家の子孫で大学教授の真田さん。

国際政治の辻説法師としてNHK、WBSニュース番組で著名です。

 

今回は世界の根幹についてお話しいただきました。
覇権を握るとはどういうことか。
世界各国は何を目的にどのように動いているのか。
日本はどうあるべきか。
まるで地球儀を上から眺めるように世界の構造を語っていただきました。

◆覇権の構成要素

◆米中独仏英露、そして北東アジア動向

◆世界で起きたニュースの本質的意味

講演者:愛知淑徳大学教授 真田幸光氏

日時 :2018年11月15日



仏教ネットワークと寺院経済

かつて僧侶は政治、経済、都市設計、建築、薬学等を扱うスーパーマンでした。宗教としてではなく、社会を豊かにする仕組みを生み出した仏教徒の活動を実利面から見てみました。
ユーラシア大陸全域に広がった仏教。

経典を求める旅は隊商を伴い貿易ルートを開拓し、寺院は人々の生活を豊かにするための経済循環を生み出しました。

講演者は仏教壁画を愛してやまない檜山智美さん。

シルクロードから中東まで発掘調査に出かけ、ベルリン大学、ハーバード大学でも講演している人文研究フロントランナーです。

◆欧州から見たアジア、仏教

◆お寺と世俗の関係

◆布の寄進を通じた経済循環

講演者:檜山智美氏

日時 :2017年8月11日



軍事戦略と国際情勢のリアリズム

上空をミサイル飛び交う状況を通常「戦時中」と呼びます。

平和な日本で今軍事的に起こっていることを、様々な安全保障の観点から見つめてみました。

 

①地政学的な軍事状況 ー海上自衛隊の視点

②米軍基地の取組み  ー国立図書館司書(国際政治担当)

③貧困をなくす安全保障ー戦争に至る前段階を防ぐアプローチ

 

講演者:国立図書館司書・外務省職員・自衛隊

日時 :2019年10月23日



世界史講義

歴史に造詣の深いライフネット生命の出口会長にお越しいただき、

人類5000年史を俯瞰的に眺めながら、

国家の興亡と人類動態について、洋の東西を問わず縦横無尽にお話しいただきました。

 

◆オープンで多様な国が成長する
◆気候変動で民族移動が起き、世界史は動く

◆情報の伝達、人の移動は古代から相当早い

◆昔から船の移動が主流だった

講演者:ライフネット生命 出口会長

日時 :2016年10月13日



漢文読解と中韓の史実アプローチ

中学、高校生の授業でも扱う漢文の意義について。

日本人は返り点などの読み下し分を開発したため、韓国人が読めない自国の史料も読めます。

 

①全史料がネットで誰でも読める環境にある

②プログラミングで翻訳すれば日本語文法で読み込める

という技術変化を前提に再考しました。

◆漢文が読めれば李氏朝鮮400年の正史が読める

◆日本の読み下し分はプログラミング言語。
 日本人は中国、韓国の一次史料を読み込める。

◆現在漢文は中学で選択制。共通言語として基礎教養とすべき。

 

講演者:慶応大学特任教授 川森雅仁氏 
    慶応大学中等部(現お茶の水大学中国語講師)橋本先生

日時 :2016年6月10日



中国の新幹線受注@インドネシア

インドネシアで日本の新幹線計画を中国が受注に成功しました。

日本はなぜ中国に新幹線受注で負けたのか。

この10年間のインドネシアの政治環境の変化を分析し、

意思決定の構造変化を議論しました。
講演者はJETROのインドネシア研究専門家の川村氏。

的確な政治分析の手法には、今後の海外でのプロジェクトの進め方の示唆が多く含まれていました。

◆民主化の進展とともに賄賂も民主化

◆意思決定が分散。トップを落としてもプロジェクトが進展しない

◆日本側の落ち度と甘さ

 

講演者:JETRO研究員川村晃一氏

日時 :2015年10月31日



東南アジアリーダーの現在

東南アジアには多くの華僑財閥が存在し、経済面から国境を越えて影響力を持っています。彼らは今何を考えているのか。どのような教育をしているのか。どのように世界を見ているのか。

インドネシアで実際にサリムグループと仕事をするビジネスマンから、華僑トップの仕事の意識、構想の視点を語っていただきました。

 

講演者: インドネシア現地法人社長

日時 : 2015年7月28日



インドネシア独立

オランダに340年統治されていたインドネシア。1941年、日本軍がオランダを7日間で追い出し、独立義勇軍(PETA)創設をはじめ様々な活動を展開し、スカルノ・ハッタ主導の下、インドネシアは独立しました。当時の日本とインドネシアの関係を振り返ってみたいと思います。

 

講演者:インドネシア近代研究者

日時 :2015年6月20日